概要
近年、建築物における国産木材の利用が促進され需要が高まっています。木材は燃えやすい性質があるため、人が集まる施設などでは難燃剤を含浸させた木材を使用する必要があります。しかし性能が不十分である木材が多く流通しており社会問題となっています。
そこで、福岡県工業技術センターと九州木材工業と共同で難燃剤の含浸状態を非破壊で可視化可能なシステムを開発しました。
計測事例
通常、難燃剤の含浸量検査は質量測定によって行われます。
木材を細かく切断し、木材片の質量を計測することで含浸量を把握します。しかしこの検査手法は木材を切断するため全数検査は行えません。
今回開発したマイクロ波を用いた検査手法では、非破壊で含浸状態を計測可能なため、全数検査が可能です。
また、水平方向の計測分解能が高いため部分的な含浸不足も検出できるようになりました。