PRODUCT
製品情報
設置が容易な非破壊検査装置
ミリ波CTスキャナー
ビジブルセンス
VisibleSense
ミリ波を応用した、設置が容易な非破壊検査装置
ミリ波とは、車載レーダーや5Gスマートフォンなどに使用されている電磁波です。このミリ波を応用した小型CTスキャナー『VisibleSense』には、弊社独自の信号処理が搭載されており、高詳細な非破壊検査が可能です(特許出願中)。VisibleSenseは当社の従来機と比較して、高分解能化、小型化、低価格化を実現しており、設置や導入が容易になります。
従来機(マイクロ波非破壊検査装置【HMW-SD1000】)との比較
高分解能化 : 水平方向分解能 約10倍(約30mm → 3mm)
小型化 : 体積比で1/50に減少
(装置サイズ 80×50×25mm)
低価格化 : 材料見直しによるコストダウン
さまざまな計測パターンに対応
1Dスキャン
センサーヘッド固定で、ワークを搬送しながら計測を行います。設置が非常に容易です。計測結果では、ゴムシート内部状態を捉えていることが確認できます。
2Dスキャン
センサーヘッドをアクチュエータで駆動し、ワークを搬送しながら計測を行います。1Dスキャンに比べ、水平方向の分解能が高い特徴があります。計測結果では、シリコンゴム内のポリシートを捉えていることが確認できます。
回転スキャン
ワーク回転中にセンサーヘッドをアクチュエータで駆動し計測を行います。既存の設備に設置し、同時に検査することを想定しています。本事例はタイヤ内部の異物検査のイメージです。
応用事例
混練状態の検査
密度の異なる油粘土を準備し、混練を進めながら2Dスキャンを行いました。計測結果が、混練状態を捉えていることが確認できます。
発泡状態の検査
気泡が入った樹脂の2Dスキャンを行いました。計測結果が、気泡の分布状態を捉えていることが確認できます。
セラミック製ナイフの検知
金属探知機では検知できないセラミック製ナイフを、洋服の内側に隠し持った状態/カバンの中に隠し持った状態を想定して2Dスキャンを行いました。どちらの計測結果も、ナイフの形状を捉えていることが確認できます。
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洋服の中のナイフ
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計測中
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計測結果
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カバンの中のナイフ
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計測中
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計測結果