「溶接」にまつわる課題として真っ先に挙げられるのは「確実に溶接できたかどうか」という点でしょう。そして溶接組立品においては、寸法精度も重要となります。
溶接に関する歩留まり向上のためには、溶接時のセッティング不良をなくすことは当然のこととして、その溶接状態を確認し、さらに溶接によって発生する「ひずみ」を確実に検出することが不可欠です。
溶接によるひずみは、周囲母材による拘束力の大きい長さ方向や幅方向ではなく、拘束力の作用しない面外方向での変形(面ひずみ)として発生します。
こういった複数の要因を検査するには、検査工による工程後の目視選別や、場合によっては手加工による修正が必要となり、生産性において甚大な影響を及ぼします。また一歩間違えば不良品を量産してしまうことにもなりかねません。
八光オートメーションの 非破壊検査装置 は、
- 溶着状態の検査
- 面ひずみの検査
これらを一連のインラインで検査し、「自働的」に不具合を検出することを可能とします。
動作の様子
特にスムーズな生産を全行程にわたって維持するためには、不良を検知するメカニズムと、異常時には機械や生産ラインを停止するメカニズムを両立させなければなりません。まさに「自働化」の考え方です。
そのような改善を実現するため、具体的には貴社の生産ラインに合わせ、協働ロボットの活用により
を連続して実現する、自働検査システムの構築が可能です。
設備の高度化が進む生産業界において、現場における作業方法や検査工程の変化も、これからの必然として求められていきます。そこではシステム仕様の中に「生産性向上のための仕組み」をいかに盛り込むか、という視点も重要となってきます。
八光オートメーションの自社開発製品には、創業から50年以上、お客様の課題解決に取り組んできた経験に培われた「知恵」が込められています。
溶接検査における自働化、製造品の歩留まり改善、そして生産性向上のため、八光オートメーションは非破壊検査装置による自働化システムをご提供します。
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