外観検査における微小凹凸検出

「目視検査」の現実

外観検査方法のうち代表的なやり方として「目視検査」があります。人の目で判断するというのはもっとも手っ取り早く、安心できる方法です。しかしそこには集中力が求められますし、疲労の問題、各人による見方の違いなどもあり、検査の確実性・効率性に関して言えば、どうしても限界があります。人の目に頼っていては、製品品質の100%の保証は難しいのが現実です。

「目視」の目的

そもそも目視検査の目的は、外観形状、色、状態を視覚的に見て、良品と不良品の判断基準をもとに、合否を客観的に判断すること。その外観状態は「わかりやすい」場合もあれば、「わかりにくい」場合もあり、微小な歪み、色のムラなど、簡単にはわからないからこそ、人の目で判断しているという事実もあるでしょう。しかし前述したように、人の目には限界があります。そしてこれまでの検査技術では判断できなかった「わかりにくい」特徴も、最新の画像処理システムを使うことで解決できる場合があります。

微小凹凸検出装置SPHYRNA(スフィルナ)のご紹介

微小凹凸検出装置SPHYRNA(スフィルナ)HIU-SP800は、八光オートメーションが新たに開発したPH法(Pixel Histogram)にて、従来の技術では検出困難な微小な凹凸を検出します。本手法は、AFM(原子間力顕微鏡)などで使用されている「光てこの原理」で歪みを増幅して計測するため、パターン投影型の3D計測機に比べて高精度な計測が可能です。

実際の検査事例

写真はドアパネルの面歪計測事例です。SPHYRNAの計測範囲は標準タイプでW200xH200mm。ドアパネルのような大型の対象物の場合は面歪の全体像を把握することが困難なため、計測結果の合成機能が装備されています。これにより計測対象全体の曲率分布を表示することが可能となりました。また、対象物の面の傾きも計測できます。

検出結果はカラーマップで表示され、対象物の画像と重ねて表示できるため、検出位置が一目瞭然です。

検査の「その先」のために

目視検査で対応しなければならなかった外観の特徴を、人の目に頼らず判断するために。不良品の検出・排除を確実なものとし、異常が発生しないようにするために。八光オートメーションは今回ご紹介したような画像処理システムの技術、また他の検査・計測技術をベースに、現場の状況に応じた自働化、システム化のご提案を致します。

今回ご紹介した製品の記事はこちら


 

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