~こんなことができれば~
- 微妙な色合いの変化を識別したい。
- 色むらによる選別をしたい。
ミートボールの事例
フライヤーでミートボール(肉玉)を揚げる場合、油の温度管理が重要です。常に温度が一定であれば同じ状態で揚げることも可能ですが、一定にするために常に制御されているものの、実際には常に変動しており、場合によっては高温になりすぎたりすることがあります。
本テストでは、肉玉を正常な油の温度で揚げたもの、若干高めの温度で揚げたもの、非常に高温で揚げたもの、の3種類を準備し、それぞれを画像処理にて分離できるか検証しました。
「カラー空間変換処理」で色むら検査を実現できます
カラー空間変換を応用して、ミートボールの”色むら”による選別をすることができます。
ここでは連続的にフライヤーから搬送されるミートボールをカラーカメラで撮影し、色空間変換技術を用いてミートボール表面の微妙な色むらを抽出しています。
カラー空間変換とは?
色を定量的に表示するための体系として、表色系というものがあり、代表的なものとして、RGB表色系とマンセル表色系があります。RGB表色系⇔マンセル表色系の変換を、”カラー空間変換”と呼びます。
対象物の”色むら”を検査するような用途の場合はマンセル表色系を用いることが多く、特に今回は、ミートボールのフライヤー後の焦げ具合を色むらとして選別・検査することに応用しました。(処理時間:0.750秒)
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